PMSケア

生理前の頭痛はなぜ起きる?
薬・サプリ・生活習慣でPMS頭痛を和らげる方法

📅 2026年5月更新 ✍️ みく(PMS経験者) 🏥 参考:日本産科婦人科学会・日本頭痛学会
🤕 あなたの頭痛、PMSが関係しているかも
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生理前に頭痛が起きる原因

生理前の頭痛は「体質」でも「気のせい」でもなく、エストロゲンの急激な低下が引き金になっています。

ホルモンと頭痛のメカニズム
排卵後
エストロゲン↑
生理前
エストロゲン急落
セロトニン低下
血管拡張
片頭痛・
頭痛誘発

エストロゲンはセロトニンの合成・分解に関わるため、低下すると血管が拡張しやすくなり頭痛が起きやすくなります

生理前の頭痛は特に片頭痛持ちの女性の約50〜70%が「生理前後に悪化する」と報告しており、「月経関連片頭痛」として医学的にも認識されています。もともと片頭痛がない方でも、PMS症状の一環として頭痛が出ることがあります。

片頭痛タイプ vs 緊張型頭痛の見分け方

対処法が変わるため、自分の頭痛がどちらのタイプか把握しておくことが重要です。

片頭痛タイプ
  • こめかみや頭の片側がズキズキ脈打つ
  • 吐き気・嘔吐を伴うことがある
  • 光・音・においに敏感になる
  • 動くと痛みが増す
  • 前兆(閃輝暗点など)がある場合も
  • 4〜72時間続く
→ 安静・暗い部屋で休む・冷却が有効。動かすと悪化するので注意
緊張型頭痛
  • 頭全体が締め付けられるような鈍痛
  • 吐き気はほぼない
  • 肩こり・首こりを伴うことが多い
  • 動いても痛みはあまり変わらない
  • 夕方〜夜に悪化しやすい
  • 数時間〜数日続く
→ 軽い運動・温める・ストレッチが有効。血行改善がカギ
⚠️ 片頭痛の場合、温めると血管がさらに拡張して悪化することがあります。逆に緊張型は温めると楽になることが多い。タイプを見極めてケアしましょう。

市販薬の選び方・使い方

PMS頭痛に市販薬を使う場合、成分と飲むタイミングが重要です。

💊
イブプロフェン系
抗炎症作用があり、片頭痛・緊張型どちらにも効きやすい。生理痛にも同時に対応できる
例:イブ、ナロンエース、リングルアイビー
PMS頭痛に最も汎用性が高い
💊
アセトアミノフェン系
胃への刺激が少なく、吐き気を伴う片頭痛にも使いやすい。イブプロフェンが胃に合わない方に
例:タイレノール、ノーシン
胃が弱い方・吐き気がある方に
⚠️
カフェイン入り頭痛薬
カフェインが血管を収縮させ即効性があるが、飲みすぎると「薬物乱用頭痛」のリスクがある
例:バファリンプレミアム、セデス
月10回以内を目安に
🚫
トリプタン系(処方薬)
重症の片頭痛には最も効果的だが、市販されておらず婦人科・神経内科での処方が必要
例:スマトリプタン、ゾルミトリプタン
処方箋が必要

薬を飲むタイミングが大事

頭痛薬は「痛くなってから早めに飲む」のが基本です。我慢して悪化してから飲むと効きにくくなります。片頭痛の場合は特に、前兆(目がチカチカするなど)を感じた時点で飲むと効果が高まります。

⚠️ 薬物乱用頭痛に注意。頭痛薬を月に10〜15日以上飲み続けると、かえって頭痛が慢性化する「薬物乱用頭痛」になることがあります。PMSで毎月大量に飲んでいる方は婦人科への相談を。

マグネシウム・ビタミンB2サプリの効果

PMS頭痛の予防として、欧米の頭痛学会でも推奨されているのがマグネシウムビタミンB2の補給です。薬と違い毎日継続的に摂ることで、頭痛の頻度・強さを減らす予防効果が期待できます。

🪨

マグネシウム — PMS頭痛予防の第一選択

血管の収縮・拡張を調整し、神経の興奮を鎮める働きがあります。生理前はマグネシウムが不足しやすく、不足すると片頭痛が起きやすくなることがわかっています。食事では納豆・アーモンド・玄米・ひじき・ほうれん草などに豊富。サプリで補う場合は酸化マグネシウムよりグリシン酸マグネシウム・クエン酸マグネシウムが吸収率が高くおすすめです。

推奨摂取量:1日200〜400mg(食事分を含む)/下痢が出る場合は量を減らして
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ビタミンB2(リボフラビン)— 片頭痛予防のエビデンスあり

細胞のエネルギー代謝を助け、片頭痛の予防に役立つと複数の研究で報告されています。卵・納豆・乳製品・レバー・うなぎなどに含まれます。サプリで補う場合は高用量(400mg/日)での試験で効果が確認されていますが、通常のマルチビタミンに含まれる量でも継続的な摂取で効果が期待できます。

推奨摂取量:1日100〜400mg(サプリの場合)/尿が黄色くなるのは正常な反応
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フィーバーフュー(ナツシロギク)

欧州で片頭痛予防のハーブとして知られており、プロスタグランジンの産生を抑える作用があるとされます。日本では知名度が低いですが、海外製のPMSサプリに配合されていることがあります。妊娠中は禁忌。

日本では単体サプリの入手がやや難しいため、まずマグネシウムから試すのが現実的

カフェインとの正しい付き合い方

「コーヒーを飲むと頭痛が和らぐ」という経験がある方も多いはず。カフェインには血管を収縮させる作用があり、一時的に片頭痛を緩和することがあります。ただし、PMSの時期のカフェインは諸刃の剣です。

⚠️ カフェインと頭痛の落とし穴
飲料 カフェイン量(目安) PMS時の注意
コーヒー(1杯) 60〜100mg 1日1杯程度なら可
緑茶(1杯) 20〜30mg 比較的問題なし
エナジードリンク 80〜150mg 生理前は控えめに
コーラ(350ml) 約35mg 砂糖も多く注意

普段からカフェインを多く摂っている方が生理前に急に減らすと、「カフェイン離脱頭痛」が起きることがあります。急にやめず、少しずつ減らすのがポイント。

頭痛が出たときの応急処置

1

頭痛のタイプを判断して冷やす or 温める

ズキズキ脈打つ片頭痛タイプ → こめかみや後頭部を冷やす。緊張型(締め付け感)→ 首・肩を温める。どちらかわからない場合は冷やす方が無難。

🎯 保冷剤はタオルで包んで直接肌に当てないこと

2

暗く静かな場所で横になる(片頭痛の場合)

光・音・においが刺激になり悪化するため、できるだけ感覚刺激を遮断した環境で安静にします。スマートフォンの画面も刺激になるので極力避けてください。

🎯 アイマスクと耳栓があると効果的

3

早めに鎮痛剤を飲む

「まだ我慢できる」と思っても、痛みが軽いうちに飲む方が効果が高いです。食後に飲めない場合は、コップ1杯の水と一緒に服用してください。

🎯 ハンドバッグや引き出しに常備しておくと安心

4

水分・糖分を補給する

脱水が頭痛を悪化させることがあります。水か経口補水液をゆっくり飲みましょう。血糖値の急降下も頭痛の引き金になるため、少量の糖分補給も有効です。

🎯 カフェインなしの飲料を選ぶこと

婦人科・頭痛外来 受診の目安

🏥 こんな場合は専門家へ
  • 📅 毎月生理前に必ず頭痛が起き、仕事を休むほどつらい
  • 💊 市販の鎮痛剤を月に10日以上飲んでいる
  • 突然「これまで経験したことのない激しい頭痛」が起きた(くも膜下出血の可能性)
  • 👁️ 視野が欠ける・手足のしびれを伴う頭痛
  • 🤒 発熱・首の硬直を伴う頭痛
  • 📈 頭痛の頻度・強さが月を追うごとに悪化している

毎月繰り返すPMS頭痛には、婦人科で低用量ピルによるホルモン安定化が有効な場合があります。また重症の片頭痛には、神経内科・頭痛外来でトリプタン系薬の処方が受けられます。「市販薬で誤魔化してきた」という方こそ、一度相談してみる価値があります。

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