「なんとなく気になってはいたけど、買うのが恥ずかしくて」——私たちがこのテーマを取り上げようと思ったのは、読者の方からいただいたそんな声がきっかけでした。閉経後の膣の乾燥や性交痛は、婦人科でもなかなか相談しにくい。でも調べてみると、同じ悩みを抱えている女性がとても多い。今回は、ルブリカント(潤滑剤)について選び方から使い方まで、できるだけ率直にお伝えします。
閉経を迎えると、エストロゲン(女性ホルモン)の分泌量が急激に低下します。このホルモンは膣の粘膜を健康に保つために欠かせない存在で、分泌が減ると膣壁が薄くなり、潤いを保つ機能が落ちてしまいます。
これは「GSM(閉経関連泌尿生殖器症候群)」と呼ばれる、医学的にきちんと定義された状態です。つまり、パートナーへの愛情が冷めたわけでも、気持ちが乗らないわけでも、体が老いたわけでもない。ホルモンの変化による、ごく自然な生理現象なのです。
日本では更年期以降の性的健康について語る場がほとんどなく、「そういう年齢になったから仕方ない」と諦めている方が少なくありません。でも欧米では50代・60代の女性がルブリカントをスキンケア用品と同じ感覚で使うことは珍しくない。情報が少ないだけで、解決策はちゃんとあります。
ルブリカントは大きく分けて3種類。それぞれ特徴が異なります。自分に合うタイプを知るところから始めましょう。
水を主成分とした最もスタンダードなタイプです。べたつきにくくさらりとした使用感で、使用後は水で簡単に洗い流せます。コンドームとの併用もOK。デリケートな粘膜に刺激が少ないため、閉経後に初めてルブリカントを試す方にはまずこのタイプから始めることをおすすめします。唯一の難点は乾燥しやすい点ですが、量を少し足すだけで対応できます。
1982年に日本で初めて開発された潤滑ゼリーの定番。産婦人科でも推奨される安心の日本製で、無臭・無色透明・殺菌処理済み。さらっとした使用感でコンドームとの併用もOK。これまで1,000万人以上が使用した実績があります。
マイベスト・各通販サイトのモニターテスト・購入者レビューをもとに傾向を整理。個人差があります。
45歳を過ぎたころから、夫との関係で以前とは違う違和感を覚えるようになりました。痛いというほどではないのですが、どこかひっかかるような感覚が続いて、自然と気が乗らなくなっていって。婦人科で相談したら「ホルモンの変化で乾燥しやすくなっているだけ。潤滑ゼリーを試してみて」と言われ、リューブゼリーをすすめられました。
最初は少し抵抗があったのですが、使ってみたらびっくり。チューブから出したときのさらっとしたテクスチャと、塗ったあとのなめらかさが想像していたものと全然違って、変な感じがまったくなかったんです。無香料なので気になるにおいもなく、行為のあとはお湯でさっと流せるのも清潔感があって気に入っています。今では手放せないアイテムになりました。
閉経してから体の変化がいろいろと出てきて、デリケートゾーンの乾燥もそのひとつでした。夫との関係がだんだんと痛みを伴うようになって、正直なところ避けるようになっていた時期があります。「この年齢だから仕方ない」とどこかで諦めていたのですが、友人から潤滑ゼリーの話を聞いて、恥ずかしながら初めてリューブゼリーを買いました。
使ってみて、諦めなくてよかったと思いました。痛みへの不安がかなり和らいで、夫ともまた自然に向き合えるようになった気がします。パッケージが白とピンクで薬局でも普通に手に取れるデザインなのも、私には大事なポイントでした。ただ、少し乾きが早いと感じるときもあるので、多めに使うか、途中で足すようにしています。
体質的にもともと濡れにくく、若いころからずっと悩んでいました。いくつか別の製品も試したのですが、肌が弱いせいかピリッとしたり、においが気になったりすることが多くて。リューブゼリーは産婦人科でも使われていると聞いて、安心感から試してみました。
肌への刺激がほとんどなく、アレルギーテスト済みというのが私には決め手でした。ベタつかないし、水でさっと落とせるのでお手入れも楽です。1本使い切ってから、今は大容量の110gサイズをリピートしています。潤滑剤に対してなんとなく後ろめたさがあったのですが、「ケアのひとつ」と思えるようになったのは、この製品と出会ってからです。
潤滑剤としての機能に加え、美容・保湿の観点から設計されたタイプです。オーガニック素材や天然植物エキスを多く含み、スキンケアの延長として使えるのが魅力。「デリケートゾーンにも良いものを使いたい」という意識が高い方に向いています。香りがある製品もあるため、好みを確認してから選びましょう。
植物療法士・森田敦子さん監修。愛知県東三河産の無農薬植物エキス5種を独自技術で抽出配合した水性ジェル。パラベン・合成香料・エタノール不使用のクリーンビューティー処方で、デリケートゾーンからそけい部まで広く使えます。アットコスメ評価4.6(74件)。
アットコスメ(62件)・LIPSほかをもとに傾向を整理。40代以上の購入者からの声が多い製品です。
ホホバオイルやオリーブオイルなど植物性のオイルを主成分としたタイプです。保湿力が高く肌になじみやすく、添加物を避けたい方に支持されています。ただしラテックス製コンドームを劣化させるため、避妊目的での使用には不向きです。妊娠の可能性がない閉経後の女性には選択肢になりやすいタイプです。
セサミオイルと月見草油をベースにした100%天然植物由来のボディオイル。CBD配合、無香料で日本美膣協会監修。国内製造でべたつきにくく、膣まわりの保湿マッサージにも使えます。閉経後の乾燥・萎縮ケアをオイルで丁寧に行いたい方に。
楽天市場・ウェルファーマ公式ストアのレビューをもとに傾向を整理。更年期世代からのリピート購入が多い製品です。個人差があります。
ルブリカント(潤滑剤)は、性行為時の摩擦を軽減するために「その場で使う」もの。一方、膣保湿剤(バジナルモイスチャライザー)は、スキンケアのように日常的に使って膣粘膜の乾燥を根本からケアするものです。
日本ではあまり知られていませんが、欧米ではリプレンスやペジルといった医薬品グレードの膣保湿剤が一般的に使われています。日常的な乾燥感・かゆみ・においが気になる方には、ルブリカントと合わせて膣保湿剤を日課にすることをおすすめします。
産婦人科医の提案で生まれた、日本初のゼリータイプのデリケートゾーン用保湿液。無香料・無着色・パラベン無添加・弱酸性(pH4〜4.5)で、長時間うるおいが持続します。毎日のスキンケアの延長として使え、アットコスメ口コミ89件の支持を集めています。
アットコスメ(89件)・Yahoo!ショッピング・LIPSをもとに傾向を整理。閉経後や更年期世代の購入者コメントが多数確認できます。個人差があります。
ルブリカントは粘膜に直接触れるものなので、成分には少し気を配ってほしいのです。私たちが調べた中で、特に注意が必要なものをまとめました。
保湿成分として広く使われていますが、膣内の細菌バランスを崩す可能性があります。カンジダ菌が増えやすい方には特に注意が必要です。
防腐剤として使用されますが、皮膚や粘膜への刺激が懸念される成分です。敏感肌の方は「パラベンフリー」表記のものを選ぶのが安心です。
デリケートゾーンへの香料は刺激になりやすく、かゆみや炎症の原因になることがあります。無香料のものを選ぶことを強くおすすめします。
殺菌成分ですが、膣内の常在菌にもダメージを与える可能性があります。デリケートゾーン用として認証されていない製品に含まれていることがあります。
「ドラッグストアで買うのは恥ずかしい」という声もよく聞きます。正直なところ、オンライン購入が一番ハードルが低いと思います。楽天でもAmazonでも、シンプルな梱包で届きます。
| 製品名 | タイプ | こんな方に | 価格帯 | 購入 |
|---|---|---|---|---|
| ジェクス リューブゼリー | 水性 | 初めての方・肌が敏感な方 | ¥700〜 | 楽天 → |
| Waphyto ルブリカント | 水性・植物系 | スキンケア感覚で使いたい方 | ¥3,850 | 楽天 → |
| fuwari フェミニンオイル | オイル系 | 天然素材派・マッサージ兼用に | ¥3,000〜 | 楽天 → |
| メノケア モイストゼリー | 膣保湿剤 | 毎日の乾燥感・かゆみが気になる方 | ¥1,000〜 | 楽天 → |
※価格は参考価格です。購入時にご確認ください。
閉経後の身体の変化は、誰も教えてくれないことが多すぎます。性的健康についてはなおさらです。でも、適切なケアをすることで、快適さは取り戻せます。
ルブリカントは「特別なもの」でも「後ろめたいもの」でもありません。乾燥肌にクリームを塗るのと同じ、身体へのケアのひとつです。この記事が、一歩踏み出すための小さなきっかけになれたら嬉しいです。
参考情報:日本産科婦人科学会「GSM(閉経関連泌尿生殖器症候群)について」/北米閉経学会(NAMS)推奨ガイドライン
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